KAIGO GUIDE

どのサービスで開業する?
——介護・障害福祉7類型の選び方ガイド

同じ「福祉で開業」でも、7つの類型は支援する相手も、必要な物件・人材も、経営の性格もまったく別物です。「儲かるらしいから」で選ぶと続きません。5つの判断軸で、自分に合う業態へ絞り込むためのガイドです。

30秒でわかる:5つの判断軸

誰を支援したいか(高齢者/障害のある成人/子ども)②物件の性格(住まい型か通い型か訪問型か)③要となる人材を確保できるか(サビ管・児発管・サ責)④初期投資と運転資金の規模地域の需要と競合(市町村の整備計画・公募の有無)。この5軸で絞ると、候補はたいてい2つ程度まで減ります。最後は①の「誰を」への想いで決めるのが、続く事業の選び方だと考えています。

7類型の比較早見表

類型対象事業の型要となる人材性格・留意点
高齢者通い型(送迎あり)機能訓練指導員ほか定員18名以下は市町村指定の地域密着型
障害者グループホーム障害のある成人住まい型(夜間支援)サビ管・世話人物件の確保と近隣理解が鍵。夜間体制
生活介護障害のある成人通い型(日中活動)サビ管・看護職員ほか送迎・入浴等の設備投資はやや大きめ
就労支援(A型・B型・移行)障害のある成人通い型(作業・訓練)サビ管・職業指導員ほか「仕事をつくる」経営力が問われる
放課後等デイサービス障害のある子ども通い型(放課後・休日)児発管・保育士等支援プログラムの公表など運営面の要請が増加
児童発達支援未就学の子ども通い型児発管・保育士等放デイとの多機能型という設計も

※定性的な比較です。人員・設備の詳細基準、報酬・必要資金は類型・定員・地域で大きく変わるため、各類型ページと最新の基準・報酬告示でご確認ください。

絞り込みの考え方

軸①③が最優先——「誰を」と「人」で決まる

7類型の分かれ目は、突き詰めると支援対象要件職の確保可能性です。児発管の当てがないのに児童系を選ぶと、開業時期が人材市場次第になります。要件職の詳細は人員基準と人材確保へ。

軸②④——物件と資金は連動する

住まい型(GH)は物件確保と改修、通い型は面積と送迎、訪問型は事務所のみ。初期投資はこの順で軽くなるのが一般的な傾向です。物件基準創業融資をセットで検討を。

軸⑤——地域密着型と整備計画という「参入の壁」

認知症GHなど地域密着型は市町村の整備計画・公募に左右され、放デイ等も自治体によっては新規への姿勢が異なります。窓口ガイド地域別ページで、開業予定地の状況確認から始めてください。

迷ったら——ロードマップのSTEP1として一緒に

業態選びは開業ロードマップの最初の工程です。5軸の当てはめを無料相談で一緒にやりましょう。「その業態はやめたほうがいい」も含めて、正直にお伝えします。

よくあるご質問

結局、どのサービスが一番儲かりますか?

報酬単価・稼働率・人件費構造が類型ごとに異なるため、「これが一番」と断定することはできませんし、収益だけで選んだ事業は運営の質が続かず、結果として経営も安定しないのが実感です。ご自身の経験・確保できる人材・地域の需要と重なる業態が、長期的にはもっとも堅い選択だと考えています。

未経験でも開業できますか?

法人としての開業は、要件職(サビ管・児発管・サ責など)を確保できれば未経験の経営者でも可能です。ただし運営の質は現場経験者の存在に大きく依存するため、経験のある管理者・要件職とチームを組むことが実質的な前提になります。

2つのサービスを同時に始められますか?

制度上は可能で、児童発達支援と放課後等デイサービスの多機能型のように相性の良い組み合わせもあります。ただし人員・設備基準をそれぞれ満たす必要があり、立ち上げの負荷は倍近くになるため、まず1つを軌道に乗せてからの追加を基本形としておすすめしています。

📘 全類型の一覧(根拠法・内容・人員・指定権者)は「障害福祉サービス・障害児支援の全類型一覧」にまとめています。

📈 これから需要が伸びる分野(就労選択支援・医療的ケア児・強度行動障害・日中サービス支援型GH・自立生活援助)は「介護・障害福祉のお客様へ」の「需要が伸びる障害福祉」にまとめています。

「どれで開業するか」から、
一緒に考えられます。

ご経歴・物件の当て・確保できそうな人材・自己資金をうかがえれば、5軸での絞り込みと、その業態の開業ロードマップをその場でお示しします。

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行政書士 目加多龍

担当行政書士

目加多 龍めかた りょう

行政書士 × 財務・キャリアコンサルタント(目加多龍行政書士事務所 代表)

行政書士/国家資格キャリアコンサルタント/2級FP技能士(AFP)。ブリヂストン系列企業とNEC系列企業で人事・労務の現場15年を経て2026年に独立。個人向けキャリア相談はココナラで約70件・全件★5.0(プラチナランク・2026年7月時点)。障害福祉・障害児支援の指定申請を軸に、資金調達から人材の定着まで、中小企業の「手続き」「資金」「人材」を一体で支援しています。

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