KAIGO GUIDE
同じ「福祉で開業」でも、7つの類型は支援する相手も、必要な物件・人材も、経営の性格もまったく別物です。「儲かるらしいから」で選ぶと続きません。5つの判断軸で、自分に合う業態へ絞り込むためのガイドです。
①誰を支援したいか(高齢者/障害のある成人/子ども)②物件の性格(住まい型か通い型か訪問型か)③要となる人材を確保できるか(サビ管・児発管・サ責)④初期投資と運転資金の規模⑤地域の需要と競合(市町村の整備計画・公募の有無)。この5軸で絞ると、候補はたいてい2つ程度まで減ります。最後は①の「誰を」への想いで決めるのが、続く事業の選び方だと考えています。
| 類型 | 対象 | 事業の型 | 要となる人材 | 性格・留意点 |
|---|---|---|---|---|
| 高齢者 | 通い型(送迎あり) | 機能訓練指導員ほか | 定員18名以下は市町村指定の地域密着型 | |
| 障害者グループホーム | 障害のある成人 | 住まい型(夜間支援) | サビ管・世話人 | 物件の確保と近隣理解が鍵。夜間体制 |
| 生活介護 | 障害のある成人 | 通い型(日中活動) | サビ管・看護職員ほか | 送迎・入浴等の設備投資はやや大きめ |
| 就労支援(A型・B型・移行) | 障害のある成人 | 通い型(作業・訓練) | サビ管・職業指導員ほか | 「仕事をつくる」経営力が問われる |
| 放課後等デイサービス | 障害のある子ども | 通い型(放課後・休日) | 児発管・保育士等 | 支援プログラムの公表など運営面の要請が増加 |
| 児童発達支援 | 未就学の子ども | 通い型 | 児発管・保育士等 | 放デイとの多機能型という設計も |
※定性的な比較です。人員・設備の詳細基準、報酬・必要資金は類型・定員・地域で大きく変わるため、各類型ページと最新の基準・報酬告示でご確認ください。
7類型の分かれ目は、突き詰めると支援対象と要件職の確保可能性です。児発管の当てがないのに児童系を選ぶと、開業時期が人材市場次第になります。要件職の詳細は人員基準と人材確保へ。
住まい型(GH)は物件確保と改修、通い型は面積と送迎、訪問型は事務所のみ。初期投資はこの順で軽くなるのが一般的な傾向です。物件基準と創業融資をセットで検討を。
認知症GHなど地域密着型は市町村の整備計画・公募に左右され、放デイ等も自治体によっては新規への姿勢が異なります。窓口ガイドと地域別ページで、開業予定地の状況確認から始めてください。
業態選びは開業ロードマップの最初の工程です。5軸の当てはめを無料相談で一緒にやりましょう。「その業態はやめたほうがいい」も含めて、正直にお伝えします。
報酬単価・稼働率・人件費構造が類型ごとに異なるため、「これが一番」と断定することはできませんし、収益だけで選んだ事業は運営の質が続かず、結果として経営も安定しないのが実感です。ご自身の経験・確保できる人材・地域の需要と重なる業態が、長期的にはもっとも堅い選択だと考えています。
法人としての開業は、要件職(サビ管・児発管・サ責など)を確保できれば未経験の経営者でも可能です。ただし運営の質は現場経験者の存在に大きく依存するため、経験のある管理者・要件職とチームを組むことが実質的な前提になります。
制度上は可能で、児童発達支援と放課後等デイサービスの多機能型のように相性の良い組み合わせもあります。ただし人員・設備基準をそれぞれ満たす必要があり、立ち上げの負荷は倍近くになるため、まず1つを軌道に乗せてからの追加を基本形としておすすめしています。
📘 全類型の一覧(根拠法・内容・人員・指定権者)は「障害福祉サービス・障害児支援の全類型一覧」にまとめています。
📈 これから需要が伸びる分野(就労選択支援・医療的ケア児・強度行動障害・日中サービス支援型GH・自立生活援助)は「介護・障害福祉のお客様へ」の「需要が伸びる障害福祉」にまとめています。
ご経歴・物件の当て・確保できそうな人材・自己資金をうかがえれば、5軸での絞り込みと、その業態の開業ロードマップをその場でお示しします。
無料相談する →手続き・資金・人材を、ひとつの窓口で
目加多龍行政書士事務所は、障害福祉・障害児支援の指定申請の手続きに加えて、日本政策金融公庫等の創業融資・資金繰りの支援と、国家資格キャリアコンサルタントによる資格者(サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者等)の採用・定着支援まで、ひとつの窓口でワンストップ対応します。財務コンサルタントの資格と、人事15年(採用・定着・評価)×国家資格キャリアコンサルタントの専門性を併せ持つ行政書士だからできる伴走です。