日本政策金融公庫の2025年度「新規開業実態調査」では、開業費用の平均は975万円・中央値は600万円、開業時の資金調達額は平均1,219万円で、そのうち金融機関等からの借り入れが827万円(67.9%)、自己資金が279万円(22.9%)でした。開業時に苦労したことの第1位は「資金繰り、資金調達」(56.9%)。開業業種はサービス業27.7%、医療・福祉16.7%、飲食店・宿泊業14.5%の順です。つまり多くの人が自己資金の2〜3倍を借りて開業しており、その借り方は業種で変わります——設備資金が膨らむ飲食・美容、運転資金が主役の建設・小売、指定日と入金の遅れを埋める介護・障害福祉。
出典:日本政策金融公庫総合研究所「2025年度新規開業実態調査」(2025年12月5日)。※同調査の公表資料には業種別の借入額の一覧はありません。本ページの5業種は、開業者の多い業種と、設備投資や入金サイトの関係で融資額が膨らみやすい業種を、当事務所の実務経験から選んでいます。
①自己資金の「出どころ」を説明できるようにする——通帳の履歴で積み立ての経緯が追えること。見せ金は一発で見抜かれます(正しい自己資金の作り方)。
②設備資金と運転資金を分けて積み上げる——見積書に紐づく設備資金、月次の収支に紐づく運転資金。区分の間違いは減額の典型です(設備資金と運転資金の区分)。
③許認可・開業日・融資実行を一本の線表にする——営業許可、開設届、指定申請、建設業許可。許認可の日程を先に固めると、融資の申込時期が自然に決まります(創業融資はいつ申し込むのが正解?)。
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