こんにちは。行政書士 × 国家資格キャリアコンサルタントの目加多 龍です。
「銀行に融資を申し込んだが断られた。理由がよく分からない」——鎌ヶ谷・市川・船橋・松戸の中小企業の経営者から、こうした財務のご相談をよくいただきます。
銀行は、ただ数字を見ているのではなく、「この会社は返せるか」「将来伸びるか」を見ています。本記事では、銀行が決算書のどこを見るか、利益と資金繰りをどう伝えるか、補助金もあわせてどう将来性を示すかを、行政書士の視点で整理します。なお、税務申告は税理士、資金そのもののあっせん・仲介は行いません。当事務所が担うのは、事業計画書や説明資料の作成サポートです。
銀行は決算書のどこを見ているのか
銀行が決算書で見るのは、利益の有無だけではありません。会社の体力と返済力を、いくつかの角度から確認しています。
| 見るポイント | 何を確かめているか |
|---|---|
| 自己資本の厚み | 債務超過に陥っていないか、経営の体力があるか |
| 借入と返済のバランス | 利益に対して借入が過大でないか、返済が回るか |
| 資金繰りの安定性 | 手元のキャッシュが続くか、月々の支払いに無理がないか |
数字そのものに加え、その背景を経営者が自分の言葉で説明できるかも、信用を大きく左右します。
「利益」と「資金繰り」、銀行が重視するのは
利益が出ていることは大切ですが、銀行はそれと同じくらい資金繰りを見ます。利益と手元のキャッシュは別物で、黒字でも資金が尽きれば倒産しうるからです。返済はキャッシュから行われるため、「利益はあるか」だけでなく「返済に回せる現金が残るか」が問われます。資金繰り表で先のお金の流れを示せると、銀行は安心して融資を検討できます。
融資を断られる会社に共通すること
融資が通りにくい会社には、いくつか共通点があります。数字が悪いこと自体より、説明ができないことが壁になりがちです。
| つまずきやすい点 | 銀行が抱く不安 |
|---|---|
| 資金使途があいまい | 何にいくら必要か説明できず、返済計画も描けない |
| 赤字の理由を語れない | 一時的か構造的か分からず、改善の見通しが立たない |
| 資料が揃っていない | 事業計画や資金繰り表がなく、将来性を判断できない |
決算書を「正しく伝える」——粉飾ではなく説明
ここで強調したいのは、決算を良く見せようと数字をいじる「粉飾」は絶対にしてはいけない、ということです。発覚すれば信用を失い、取引そのものが止まります。やるべきは、実態を正しく、分かりやすく説明することです。赤字なら原因と改善策を、借入が多いなら返済の見通しを、根拠とともに示す。この「正しく伝える」準備が、融資の可否を分けます。
融資と補助金、財務改善で将来性を示す
資金調達は融資だけではありません。補助金は原則返済不要ですが後払いのため、入金までのつなぎを融資で賄う組み合わせも有効です。あわせて、決算書を読み解いて収益構造と資金繰りを見える化し、改善の道筋を描くことで、銀行に「将来性のある会社」と伝えられます。なお、2026年1月施行の改正行政書士法で、補助金の事業計画書作成・申請代行が行政書士の業務として明確化されました(補助率・上限額は各制度の最新の募集要領をご確認ください)。
よくある質問
Q. 銀行は決算書のどこを見ているのですか?
利益が出ているかに加えて、自己資本の厚み、借入と返済のバランス、資金繰りの安定性を見ます。数字だけでなく、背景を説明できるかも重視されます。
Q. 赤字だと融資は受けられないのですか?
赤字でも一律に断られるわけではありません。原因が一時的か、改善の見通しがあるか、資金繰りが回るかが問われます。事業計画と資金繰り表で将来性を示すことが鍵です。
Q. 決算書をよく見せるために調整してもよいですか?
粉飾は絶対に行ってはいけません。発覚すれば信用を失い、取引が止まります。やるべきは、実態を正しく分かりやすく説明することです。
Q. 融資の相談は誰にすればよいですか?
事業計画書や説明資料の作成サポートは行政書士が対応できます。税務申告は税理士の領域です。なお、資金そのもののあっせん・仲介は行いません。
まとめ
銀行は、決算書の数字とその背景から「返せるか・伸びるか」を見ています。利益だけでなく資金繰りを示し、粉飾ではなく実態を正しく説明し、融資・補助金・財務改善で将来性を伝えることが、融資を引き出す近道です。
松戸・柏・流山・鎌ヶ谷・市川・船橋・三郷・東京23区を含む首都圏全域の中小企業の経営者の方へ。財務分析から資金繰り改善、融資・補助金の事業計画書作成サポートまで、行政書士の目加多 龍がご一緒します。お気軽にご相談ください。