融資を申し込むときも、補助金に応募するときも、求められる土台は同じ「事業計画書」です。別々に一から書く必要はありません。何を・どの順番で書くかを押さえれば、融資・補助金の両方に効き、同時に自社の資金繰りの見通しも立ちます。

本記事では、行政書士の立場から、融資にも補助金にも効く事業計画書の組み立て方を、松戸の中小企業向けに実務目線で整理します。

融資と補助金で「読む人」と「見るポイント」は違う

土台は共通でも、読み手の関心は異なります。ここを意識すると、同じ計画書に強弱をつけられます。

融資補助金
読む人金融機関の担当者・審査制度の審査員
見るポイントきちんと返済できるか(返済原資)制度の目的に合い、効果が見込めるか
響く書き方堅実な数値計画・資金繰り取り組みの新規性・波及効果

共通して必要な「6つの要素」

融資・補助金のどちらでも、次の6つがそろっていれば計画書として成立します。

要素書くこと
① 現状と課題事業の概要と、いま直面している課題
② 強み他社にない自社の強み・選ばれる理由
③ 取り組み内容何に、いくら投資し、どう実行するか
④ 数値計画売上・費用・利益、そして資金繰り
⑤ 実施体制誰が担うか(人材・外部連携)
⑥ 期待効果売上・雇用・生産性などへの効果

数字は「資金繰り」まで落とす

計画書でいちばん差がつくのが数値計画です。利益の見込みだけでなく、現金がいつ・いくら動くか(資金繰り)まで落とすと、説得力が一気に上がります。とくに融資では「返済原資があるか」、補助金では「後払いまでの資金を確保できているか」が見られます。財務の見える化が、そのまま計画書の強さになります。

「人材への投資」も計画に書く

採用・育成・定着といった人材への投資は、将来の収益を生む土台です。計画書に「人をどう育て、どう定着させて事業を伸ばすか」を盛り込むと、数字の裏づけが生まれ、計画全体の信頼性が高まります。お金の計画と人の計画は、本来セットです。

書類作成は誰に頼む?——行政書士の役割

融資のための事業計画書づくりや、事業の補助金(小規模事業者持続化補助金・IT導入補助金など)の申請書類作成は、行政書士が支援できます。当事務所では着手金0円・完全成功報酬で承っています。なお、ものづくり補助金や省力化投資補助金など認定経営革新等支援機関の関与が必要な制度は顧問税理士等と連携し、雇用関係の助成金は社会保険労務士の領域となります。

よくある質問

Q. 融資と補助金で、計画書を別々に書く必要がありますか?

土台は共通でかまいません。同じ事業計画書をベースに、融資なら返済計画、補助金なら制度目的への適合を補強する、という形が効率的です。一度しっかり作れば使い回しが効きます。

Q. 数字を作るのが苦手なのですが、大丈夫でしょうか?

大丈夫です。売上・費用・資金繰りの組み立ては、現状の数字をもとに一緒に整理できます。財務の見える化から始めれば、計画の数字は後からついてきます。

Q. 事業計画書の作成は行政書士に頼めますか?

融資のための事業計画書や、事業の補助金の申請書類は行政書士が作成支援できます。雇用関係の助成金は社会保険労務士、認定支援機関が必要な補助金は税理士との連携で対応します。

まとめ

融資も補助金も、土台は一つの事業計画書です。6つの要素をそろえ、数字を資金繰りまで落とし、人材への投資も書き込む——この組み立てが、松戸の中小企業の資金調達を後押しします。

「計画書づくりに自信がない」という松戸の中小企業の経営者の方は、お気軽に当事務所までご相談ください。融資・補助金に効く事業計画書を、財務の見える化から伴走して作ります。