— 30秒でわかる結論 —

Q. 千葉県の放デイ・児発の指定申請で、事前相談では何を聞かれますか?

物件・人員・資金・運営の4点を、「いま説明できるか」で見られます。千葉県の障害児通所支援では、申請書類の提出(指定希望月の2か月前の月末・厳守)の前に、申請法人の方と管理者または児童発達支援管理責任者の候補者が来庁する事前相談があり、第1回の予約は遅くとも2か月前の15日頃までです(2026年9月12日に県ページで確認)。聞かれるのは、事業の目的と対象児童、物件の図面・面積・消防の確認状況、児発管候補の資格と実務経験、職員の配置計画、収支計画と資金、運営規程と虐待防止・身体拘束・BCPの体制です。児発管の面談では資格ではなく、個別支援計画を作りアセスメントをして職員に指示を出せる人かどうかが見られます。持ち帰りが出ると次の来庁まで時間がかかり、指定日が1か月ずれます。消防の事前相談を先に済ませ、体制の3点セットを紙で持参し、処遇改善加算の考え方を決めてから臨んでください。

こんな方に読んでいただきたい記事です

  • 千葉県で放デイ・児発の開業準備をしていて、事前相談の予約を取ろうとしている方
  • 児発管候補の要件が本当に満たされているか不安な方
  • 事前相談で持ち帰りが出て、指定日がずれた経験のある方

ご相談いただくと、こう進みます

  1. 最初の30分の無料相談で、物件・人員・資金・体制について「いま説明できる状態か」と、児発管候補の要件を一緒に見ます。
  2. ご依頼後は、事前相談で聞かれる項目に合わせて書類と説明の準備を整え、事前相談への同席から申請書類の提出まで進めます。
  3. その後は、指定後の変更届や運営指導の前に、同じ書類と記録で見直します。

📗 関連の深掘り——事前相談のあと、締切時点で受理されない典型的な不備10項目と、締切4週間前からの自己点検の時期は指定申請の書類、ここで受理されないで扱っています。

千葉県の指定申請は、事前相談で「ほぼ決まる」

千葉県の障害児通所支援(放課後等デイサービス・児童発達支援)の指定申請は、書類を出す前に来庁して行う事前相談が組み込まれています。ここで指摘された点を直せなければ申請書類は受理されず、指定日はひと月ずれます。逆に、事前相談で「この内容なら」と言われれば、その後の審査は書類の整合確認が中心になります。

この記事は、千葉県の公式案内(2026年9月12日確認)にもとづいて、事前相談の位置づけ・時期・持参物・聞かれること・つまずく例を整理したものです。千葉市・船橋市・柏市は各市が指定権者で運用が異なります。

事前相談は、全体のどこにあるのか

段階時期(指定日から逆算)内容
市町村への事前説明4〜5か月前市町村意見申出制度にもとづく事前説明。地域の需要・計画との整合を確認される
事業相談シートの提出4か月前の月末ちば電子申請サービスで提出。補正は3か月前の25日まで
第1回 事前相談(来庁)遅くとも2か月前の15日頃までに予約申請法人の方と、管理者または児発管候補が来庁。児発管の面談あり
申請書類の提出2か月前の月末(厳守)期限時点で不備があれば受理されない
指定毎月1日通知は前月末までに発送

見落とされやすいのが「第1回 事前相談の予約は遅くとも2か月前の15日頃まで」という点です。11月1日の指定なら9月15日頃が目安。申請書類の締切(9月30日)の2週間前には来庁が終わっている必要があります。予約が取れなければ、その月の指定は事実上間に合いません。

もうひとつ、来庁するのは申請法人の方だけではありません。管理者または児童発達支援管理責任者の候補者が同席し、児発管の面談が行われます。「児発管はこれから探す」という状態では、事前相談そのものが成立しません。

何を聞かれ、何を持っていくか

聞かれること準備しておくものつまずく例
事業の目的と対象児童定款、事業計画、想定する児童像(年齢・障害種別・支援の内容)「地域に放デイが少ないから」だけで、支援の中身が説明できない
物件図面、用途、面積、消防の事前相談の結果、賃貸借契約(予定)訓練室の面積や避難経路が基準を満たしていない。用途変更の要否を確認していない
人員児発管候補の資格・実務経験・研修修了の証明、職員の配置計画(常勤換算)児発管候補の実務経験が要件を満たしているか、本人も事業者も確認していない
児発管の面談候補者本人が来庁。経歴と、個別支援計画・アセスメントの考え方を説明できること「まだ探している」状態で来庁。候補者が要件を理解していない
資金収支計画、自己資金と融資の見込み、給付費の入金までの資金運転資金を初期費用と混同している
運営運営規程案、虐待防止・身体拘束適正化・BCPの体制、支援プログラム「開設後に整える」つもりで、体制の説明ができない

右の列の「つまずく例」は、準備の途中で起こりえるものです。共通しているのは、「開設してから整える」つもりの項目を、事前相談では「いま説明できるか」で見られることです。

児発管の面談で見られていること

面談は、資格の確認ではありません。資格と実務経験は書類で確認できます。面談で見られているのは、この候補者が個別支援計画を作り、アセスメントをし、職員に指示を出せる人かどうかです。

  • これまでの実務経験で、どんな児童をどう支援してきたか
  • 個別支援計画の作成手順(アセスメント→原案→会議→同意→交付→モニタリング)を自分の言葉で説明できるか
  • 虐待防止・身体拘束の考え方を理解しているか
  • 開設予定の事業所で、どんな支援プログラムを組むつもりか

候補者の要件確認は児発管の要件と確保を、採用の進め方は開業時採用のいまの主流をご覧ください。

事前相談で「持ち帰り」を減らす3つの準備

  • 消防の事前相談を先に済ませる——物件の用途・避難経路・消防設備は、県の事前相談より前に消防署で確認しておく。ここが未了だと物件の話が進まない
  • 体制の3点セットを紙で持っていく——虐待防止委員会・身体拘束適正化・BCPの体制案(担当者・開催頻度・研修計画)。開設時の体制等状況一覧表は最初の自己申告になるので、実態を組んでから書く
  • 処遇改善加算の考え方を決めておく——新規指定時の計画書の提出時期と様式は、この事前相談で県に確認する項目です(開業前に決める4つ)
要確認:事前相談の予約方法、来庁者、持参物、面談の内容は千葉県障害福祉事業課 障害児支援事業指定班(043-223-2336)の最新の案内でご確認ください。千葉市・船橋市・柏市は各市が指定権者で、事前相談の運用が異なります。障害福祉サービス(障害者向け)の事前相談は障害者福祉サービス事業指定班(043-223-2308)が窓口です。本記事は2026年9月12日時点の整理です。

「予約を取る前に、一度整理したい」という方へ

事前相談は1回で通したい手続きです。持ち帰りが出ると、次の来庁まで時間がかかり、指定日が1か月ずれます。当事務所では、事前相談の予約を取る前の30分の無料相談で、物件・人員・資金・体制の4点について「いま説明できる状態か」を一緒に確認しています。児発管候補の要件確認も、その場でできます。

指定申請サポート(330,000円/税込)をご依頼いただく場合は、事前相談への同席もお受けしています。ご依頼にならなくても構いません。オンラインで全国対応です。お問い合わせフォームからどうぞ。

たとえば、こんな場面で迷っていませんか

放課後等デイサービスの開業を準備している法人の代表者の方。物件の候補は決まり、そろそろ指定権者の事前相談の予約を取ろうとしています。

児発管には知人に声をかけていて、本人も前向きです。ただ、資格や実務経験が要件に合うかは、まだ書類で確かめていません。

消防署にはまだ行っておらず、虐待防止や身体拘束、BCPの体制は「開設してから整えればよい」と考えていました。

そこへ、事前相談には児発管の候補者も同席して面談があると知り、何をどこまで準備して行けばよいのか分からなくなりました。

このまま来庁して持ち帰りが出ると、申請書類の締切に間に合わず、指定日が翌月以降にずれることになりかねません。

この場面なら、まず事前相談の予約の時期と来庁する人を確かめ、次に物件・人員・資金・運営を「いま説明できるか」で点検します。本文では、その順に説明しました。

当事務所にご相談いただいた場合の進め方

  1. 1. ご相談の前に手元に用意していただくもの
    物件の図面と賃貸借契約書(案)、消防署に相談した記録(あれば)、児発管候補の資格証・実務経験証明書・研修の修了証、職員の配置計画、収支計画と資金の見込み、定款、運営規程の案をお手元にご用意ください。
  2. 2. 初回30分の無料相談で一緒に確認すること
    事前相談の予約の時期から逆算して、指定日に間に合うかを確かめます。児発管候補の資格・実務経験・研修の修了がそろっているか、物件・人員・資金・運営のうち説明できていない項目はどれかを、その場でお伝えします。
  3. 3. ご依頼後の進め方当事務所がやること:事前相談で聞かれる項目ごとに、書類と説明の準備を一緒に整えます。指定申請サポートをご依頼いただいた場合は、事前相談に同席し、申請書類の作成から提出まで進めます。運営規程や虐待防止などの体制の書類づくりもお手伝いします。お客様にお願いすること:児発管候補の確保と、面談でご本人が経歴や個別支援計画の考え方を説明できるようにしておくこと、消防署への事前相談、物件の契約、資金の手当てはお客様で進めていただきます。面談には候補者ご本人が答えるため、同席者が代わりに答えることはできません。
  4. 4. その後
    指定後は、体制等状況一覧表や処遇改善加算の計画書、職員が入れ替わったときの変更届を、事前相談で説明した内容とずれていないかで見直します。開業した最初の年は福祉顧問 スタートプランで随時ご相談いただけます。

料金は料金表と料金シミュレーションでご確認いただけます。

参考にした一次資料

※制度・要件・金額は改正や自治体の運用で変わります。上記は確認時点のものであり、実際の手続きの前には必ず最新の告示・要領および指定権者の案内をご確認ください。

📍 千葉県ローカルメモ|松戸・市川・流山の方へ——窓口と番号

障害児通所支援(放デイ・児発)の事前相談は、千葉県健康福祉部障害福祉事業課 障害児支援事業指定班(043-223-2336)が窓口です。障害福祉サービス(生活介護・就労支援・グループホームなど)は障害者福祉サービス事業指定班(043-223-2308)が担当で、事前相談の運用が異なります。11月1日の指定なら、事前相談の予約は9月15日頃まで、申請書類は9月30日厳守です(2026年9月12日確認)。

※2026年9月15日時点の一般的な整理です。個別の管轄・最新の運用は各窓口にご確認ください。

💬 目加多のひとこと

事前相談に同席していて思うのは、県の担当者は「落とそう」としているのではなく、「開設後に困らないか」を見ているということです。児発管の面談もそうで、資格の確認なら書類で済みます。わざわざ会うのは、この人が子どもの支援を組み立てられるかを見たいからです。だから準備は、対策ではなく、開設後の運営をいま説明できる状態にすること。それができていれば、事前相談は味方になります。

行政書士 目加多龍

執筆・監修

目加多 龍めかた りょう

行政書士 × 人事・財務アドバイザー(目加多龍行政書士事務所 代表)

行政書士/2級FP技能士(AFP)/国家資格キャリアコンサルタント。
障害福祉・障害児支援とNPO法人を専門にしています。放課後等デイサービス・児童発達支援・就労継続支援A型・B型・グループホーム(共同生活援助)などの指定申請、処遇改善加算・変更届・指定更新・運営指導(実地指導)への対応を支援します。NPO法人は、設立認証から事業報告書・役員変更などの運営まで支援します。
企業人事15年の経験を土台に、児発管・サビ管の採用・定着、融資・補助金や資金繰りまで、「書類・人・お金」を一体で支えます。

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