— 30秒でわかる結論 —

Q. 面接で何を聞けば、良い人かどうか見極められますか?

意気込みではなく「過去の行動」を聞いてください。「頑張ります」「コミュニケーションが得意です」は誰でも言えます。効くのは——「前の職場で一番大変だった場面を教えてください。その時、あなたは具体的に何をしましたか。結果はどうでしたか」という、状況→行動→結果で掘る質問(STAR型)。仮定の質問より、実際にやったことがその人を映します。同時に忘れてはいけないのが、面接は選ばれる場でもあること——後半は仕事の実像を正直に見せ、応募者の不安に先回りする「口説き」の時間に切り替えてください。見極めだけの面接は、見極めた頃には辞退されています。

人事として15年、数え切れない面接に同席して確信していることがあります。面接の設計がない会社は、勘で採って、ギャップで辞められる。今日は中小企業向けの、最小で回る面接の型をお渡しします。

二部構成の進行表(独自テンプレート・45分の例)

時間パートやること
最初の5分場を温める来訪のお礼・雑談・本日の流れの説明(緊張した相手からは本当の姿が見えない)
25分見極め過去の行動を掘る(下の質問例)。メモは事実と解釈を分けて
12分口説き仕事の実像(良い面も大変な面も)・不安への先回り・質問タイム
最後の3分クロージング連絡の期日を明言(翌日までが理想)・見学の案内

見極めの質問例——「行動」を掘る3点セット

「前職で一番大変だった場面と、その時ご自身が具体的にやったことを教えてください」「うまくいかなかった経験と、そこから変えたことは?」「前の職場を離れる(離れた)理由を、差し支えない範囲で」——ポイントは、答えが抽象的だったら「具体的には?」「あなたは何を?」と2段掘ること。行動が語れる人は、入社後も行動できます。なお、本籍・家族構成・思想信仰など適性と関係のない事項を聞くのはNG(就職差別につながる不適切な質問とされます)。聞くのは仕事の行動だけで十分です。

口説きの技術——「正直さ」が最強

良い話だけで採った人は、入社後のギャップで辞めます。だから口説きの核心は誇張ではなく先回りの正直さ——「大変なのは正直この部分です。その代わり、こう支えます」(90日の受け入れ設計を語れると強い)。そして合否連絡は翌日まで。良い人ほど並行応募しており、スピードそのものが「大切にされる会社だ」というメッセージになります(求人票の書き方)。

面接を「仕組み」にする

この進行表と質問セットを1枚のシートにして、誰が面接しても同じ型で回るようにする——それが面接の仕組み化です。当事務所はキャリアコンサルタントとして、貴社版の面接シートづくり、面接者のトレーニング、採用から定着までの一連の設計をお手伝いします(採用費用のマトリクス介護の人材確保)。

📍 千葉県ローカルメモ|介護は「支援観」を行動で聞く

介護・障害福祉の面接では、資格の有無より「支援観」(利用者との距離感の取り方)を過去の行動で聞くことが定着率に直結します。業種別の質問セットのカスタマイズもお手伝いしています。

※2026年7月23日時点の一般的な整理です。個別の管轄・最新の運用は各窓口にご確認ください。

💬 目加多のひとこと

面接で応募者に一番聞かれて困る質問は「離職率はどのくらいですか」だそうです。困るということは、答えを持っていないということ。見極めの技術より先に、正直に語れる職場をつくる——順番はいつもそちらが先です。

行政書士 目加多龍

執筆・監修

目加多 龍めかた りょう

行政書士 × 財務・キャリアコンサルタント(目加多龍行政書士事務所 代表)

行政書士/国家資格キャリアコンサルタント/2級FP技能士(AFP)。ブリヂストン系列企業とNEC系列企業で人事・労務の現場15年を経て2026年に独立。個人向けキャリア相談はココナラで約70件・全件★5.0(プラチナランク・2026年7月時点)。障害福祉・障害児支援の指定申請を軸に、資金調達から人材の定着まで、中小企業の「手続き」「資金」「人材」を一体で支援しています。

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