— 30秒でわかる結論 —

Q. 採用にお金をかけられません。無料でも人は採れますか?

採れます。ただし「無料の手段」に「有料級の中身」を載せることが条件です。土台はハローワーク(無料)と自社採用ページ——費用ゼロで始められます。勝負を分けるのは媒体ではなく求人票の中身で、時給と資格要件しか書いていない求人は、どの媒体に載せても応募が来ません。働く人の不安(1日の流れ・誰に相談できるか・未経験の育て方)に先回りして答える求人票に書き直す——これが実質的な「ゼロ円の採用投資」です。そして浮いた媒体費は、辞めない仕組み(初回同行・相談相手の明確化)に回す。採用費用の最適化とは、実は定着への再配分です。

「採用にいくらかけるべきですか」——人事15年の経験から言うと、この問いは半分だけ正しい。もう半分は「かけたお金が定着まで生きるか」です。手段別の費用から整理します(2026年7月時点の実務整理。媒体の料金は変動します)。

手段別マトリクス(独自整理)——費用×スピード×定着

手段費用の目安特徴
ハローワーク無料地元・ミドル層に強い。求人票の書き方で差がつく
自社採用ページ・SNS媒体費ゼロ(手間はかかる)職場の空気を伝えられる。紹介(リファラル)の受け皿にも
求人媒体(掲載型)数万〜数十万円規模(概算)スピードと母集団。媒体・プランで大きく変動
人材紹介(成功報酬)理論年収の3割前後と語られる水準確度は高いが単価も最重量級。契約条件は個別

※概算・相場観(2026年7月時点の当事務所の整理)。実際の料金は各社の最新条件をご確認ください。

本当の指標は「定着まで含めた採用単価」

紹介手数料で採った人が3か月で辞めると、手数料に加えて教育に使った先輩の時間・欠員期間の穴埋め・再募集の費用が乗ります。逆にハローワーク採用でも1年定着すれば、単価は圧倒的に安い。つまり比べるべきは入口の費用ではなく、「1年在籍してくれた人1人あたりの総コスト」です(離職コストの構造)。

ゼロ円採用の現実的な設計——3ステップ

①土台:ハローワーク+自社採用ページ(Googleしごと検索対応)を整える。②中身:求人票を「条件の羅列」から「不安への先回り」へ書き直す——1日の流れ、誰に相談できるか、未経験の育て方(求人票の書き方)。③再配分:浮いた媒体費を、初期の受け入れ設計(初回同行・相談相手の明確化・30日面談)に回す。媒体は「どこに出すか」より「何を書くか」——15年の人事経験で、これだけは断言できます。

採用は単発でなく「仕組み」に

当事務所は国家資格キャリアコンサルタントとして、求人票の書き直し・採用手段の選定・受け入れから定着までの設計を一体でお手伝いします。介護・障害福祉や建設業など許認可業種の人員基準と直結した採用は、手続きと人事を一人の窓口で見られるのが強みです(介護の人材確保建設の若手採用)。なお雇用関係の助成金(雇用保険系)は社労士の独占業務のため、提携社労士と連携してご案内します。

📍 千葉県ローカルメモ|地元密着は無料媒体と相性が良い

松戸・柏・流山エリアの中小企業では、地元密着の強み(通勤圏・地域での評判)をハローワーク求人と自社ページで言語化するだけで応募が変わるケースを多く見ます。地域名を求人票にどう織り込むかもご相談ください。

※2026年7月23日時点の一般的な整理です。個別の管轄・最新の運用は各窓口にご確認ください。

💬 目加多のひとこと

採用費の相談で「いくらかければ」と聞かれるたび、前職で見てきた光景を思い出します。高い媒体で採って辞められて、また高い媒体に出す——あの回転を止めるのは、お金ではなく求人票と受け入れの設計でした。

行政書士 目加多龍

執筆・監修

目加多 龍めかた りょう

行政書士 × 財務・キャリアコンサルタント(目加多龍行政書士事務所 代表)

行政書士/国家資格キャリアコンサルタント/2級FP技能士(AFP)。ブリヂストン系列企業とNEC系列企業で人事・労務の現場15年を経て2026年に独立。個人向けキャリア相談はココナラで約70件・全件★5.0(プラチナランク・2026年7月時点)。障害福祉・障害児支援の指定申請を軸に、資金調達から人材の定着まで、中小企業の「手続き」「資金」「人材」を一体で支援しています。

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