— 30秒でわかる結論 —
Q. 1,000万円借りると、毎月いくら返すことになりますか?
まず元金だけで概算します。1,000万円を7年(84回)で返すなら元金分は月およそ11.9万円、これに利息が上乗せされます(利息は残高に年利を掛けて12で割った額が目安で、残高が減るほど軽くなります)。同じ1,000万円でも5年なら月16.7万円、10年なら8.3万円と、期間の設定だけで月負担は倍近く変わります。金利より先に「期間」と「据置」を設計するのが返済計画の要点です。
早見表——元金分の月返済額(当事務所試算)
月返済の骨格は「元金の月割」です。以下は借入額÷返済月数で当事務所が独自に試算した元金分の早見表(利息は含みません・元金均等方式の元金部分に相当)。
| 借入額 | 5年(60回) | 7年(84回) | 10年(120回) |
|---|---|---|---|
| 500万円 | 約8.3万円 | 約6.0万円 | 約4.2万円 |
| 1,000万円 | 約16.7万円 | 約11.9万円 | 約8.3万円 |
| 1,500万円 | 約25.0万円 | 約17.9万円 | 約12.5万円 |
| 2,000万円 | 約33.3万円 | 約23.8万円 | 約16.7万円 |
ここに利息が乗ります。利息の目安は「その時点の残高×年利÷12」。たとえば残高1,000万円・年利2%(仮定)なら初回の利息は約1.7万円で、残高が減るほど軽くなります。金利は制度・時期・審査で変わるため、正確な数字は必ず金融機関の提示条件で確認してください。
返済負担を軽くする、3つの設計
① 期間の設計——表の通り、同じ借入額でも期間で月負担は倍近く変わります。短く借りて総利息を抑えるか、長く借りて月々を軽くし手元資金を厚くするか。開業期は後者が安全なことが多いです。② 据置期間——当初の一定期間、利息のみの支払いにして元金返済の開始を遅らせる設計。介護・障害福祉のように入金が約2か月遅れる事業や、飲食店のように立ち上がりに時間がかかる事業と相性が良い制度です。③ 借入の順番——最初に民間で借りて断られてから公庫へ、より、創業期は公庫を軸に組み立てる方が設計しやすいのが実務感覚です。
いくら返せるか——返済原資からの逆算
「いくら借りられるか」より先に「いくら返せるか」。年間の返済可能額の目安は税引後利益+減価償却費(=返済原資)です。月商や売上から直接は返せません。事業計画では、この返済原資が年間返済額を上回る絵を描けているかが審査でも見られます。
手続き・資金・人材を、ひとつの窓口で。当事務所は許認可・指定申請に加えて、日本政策金融公庫等の創業融資・資金繰りの支援と、国家資格キャリアコンサルタントによる採用・定着支援までワンストップで対応します。財務コンサルタントの資格と、人事15年×国家資格キャリアコンサルタントの専門性を併せ持つ行政書士だからできる伴走です。初回60分無料・オンライン全国対応。
創業期の資金全体の設計は創業融資の完全ガイドを、断られた後の立て直しは原因の切り分け記事をどうぞ。融資支援サービスの詳細はこちら。
📍 千葉県ローカルメモ|「月いくら」を最初に決めると、借入額が決まる
実務では「いくら借りたいか」より「月いくらなら無理なく返せるか」から逆算する方が、健全な計画になります。月10万円なら7年で約840万円(元金ベース)が上限の目安。この逆算表としても上の早見表は使えます。千葉県内の創業融資のご相談は、松戸の事務所とオンラインでお受けしています。
※2026年7月23日時点の一般的な整理です。個別の管轄・最新の運用は各窓口にご確認ください。
💬 目加多のひとこと
融資の相談で必ずお伝えするのは、「借りる金額はあなたが決めるものではなく、返済原資が決めるもの」という順番です。数字は冷たいようで、実はいちばん誠実な味方です。早見表を眺めながら、自分の事業の月々の姿を想像してみてください。それが計画づくりの最初の一歩ではないでしょうか。

執筆・監修
目加多 龍めかた りょう
行政書士 × 財務・キャリアコンサルタント(目加多龍行政書士事務所 代表)
行政書士/国家資格キャリアコンサルタント/2級FP技能士(AFP)。ブリヂストン系列企業とNEC系列企業で人事・労務の現場15年を経て2026年に独立。個人向けキャリア相談はココナラで約70件・全件★5.0(プラチナランク・2026年7月時点)。障害福祉・障害児支援の指定申請を軸に、資金調達から人材の定着まで、中小企業の「手続き」「資金」「人材」を一体で支援しています。
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