— 30秒でわかる結論 —
Q. 創業計画書は、どこから書き始めればいいですか?
様式の順(動機→経歴→商品→取引先→資金→収支)ではなく、数字から逆順に書くのがおすすめです。①設備資金・運転資金でいくら必要かを確定→②自己資金と借入で調達の内訳を組む→③売上・利益の見通しを立てる→④利益から返済できるか(返済原資)を確認→⑤最後に、その数字を実現できる根拠として動機と経歴を書く。この順番なら「必要額と調達額が合わない」「利益で返済できない計画」という定番の矛盾を防げます。
様式を分解してみた——項目は「物語」と「数字」の2系統
公庫の創業計画書の記載項目を当事務所で分解すると、物語系(創業の動機・経歴・商品サービス・取引先)と数字系(必要な資金と調達方法・事業の見通し)の2系統に分かれます。様式は物語が先ですが、審査で最初に検算されるのは数字の整合です。だから書く順番は数字から。
書く順番マップ(当事務所の独自整理)
| 順 | 書く項目 | ここで決めること・整合チェック |
|---|---|---|
| ① | 必要な資金(右側の使途) | 設備・運転に分けて積算。運転資金は入金のズレ分(月商×ズレ日数÷30)を織り込む |
| ② | 調達の方法(左側) | 自己資金+借入で①と同額に。合わない計画は最初に弾かれます |
| ③ | 事業の見通し(収支) | 売上根拠は単価×数量で。開業当初と軌道に乗った後の2段で書く |
| ④ | 返済原資の検算 | 税引後利益+減価償却費 ≧ 年間返済額 か。ここが崩れたら③か②へ戻る |
| ⑤ | 動機・経歴 | ④までの数字を「この人なら実現できそう」と裏付ける物語として書く |
審査で見られる3つの整合
① 資金計画の左右一致——使途合計と調達合計のズレは初歩的ですが実際に多い。② 経歴と事業の接続——未経験分野への挑戦自体は否定されませんが、経験の空白をどう補うか(協力者・研修・フランチャイズ等)の記述が要ります。③ 自己資金の来歴——金額だけでなく、コツコツ貯めた形跡が通帳で確認されます。直前に入った大きなお金(いわゆる見せ金)は逆効果です。
手続き・資金・人材を、ひとつの窓口で。当事務所は許認可・指定申請に加えて、日本政策金融公庫等の創業融資・資金繰りの支援と、国家資格キャリアコンサルタントによる採用・定着支援までワンストップで対応します。財務コンサルタントの資格と、人事15年×国家資格キャリアコンサルタントの専門性を併せ持つ行政書士だからできる伴走です。初回60分無料・オンライン全国対応。
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📍 千葉県ローカルメモ|書き上げた後の「10分検算」
提出前に、この3つだけ検算してください。①資金計画の左右は同額か、②収支計画の利益で年間返済額を賄えるか、③計画書の中の数字(月商・人件費・家賃)が項目間で食い違っていないか。当事務所ではこの検算を含む最終チェックだけのご依頼もお受けしています。千葉県内・オンライン全国対応です。
※2026年7月23日時点の一般的な整理です。個別の管轄・最新の運用は各窓口にご確認ください。
💬 目加多のひとこと
計画書づくりの伴走で気づいたのは、書く順番を変えるだけで、書き手の表情が変わることです。動機から書き始めると「立派なことを書かなきゃ」と固まってしまう方が、数字から始めると淡々と進み、最後に動機を書く頃には「自分はこれをやるために準備してきたんだな」と自然な言葉が出てくる。順番は、ただの手順ではなく、自信の作り方なのかもしれません。

執筆・監修
目加多 龍めかた りょう
行政書士 × 財務・キャリアコンサルタント(目加多龍行政書士事務所 代表)
行政書士/国家資格キャリアコンサルタント/2級FP技能士(AFP)。ブリヂストン系列企業とNEC系列企業で人事・労務の現場15年を経て2026年に独立。個人向けキャリア相談はココナラで約70件・全件★5.0(プラチナランク・2026年7月時点)。障害福祉・障害児支援の指定申請を軸に、資金調達から人材の定着まで、中小企業の「手続き」「資金」「人材」を一体で支援しています。
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