— 30秒でわかる結論 —

Q. 省力化投資補助金の「カタログ注文型」とは?いくら補助されますか?

あらかじめ事務局のカタログに登録された省力化製品(券売機・配膳ロボット・自動清掃ロボット・自動精算機など)を選んで導入する、簡易・スピード重視の類型です。補助率は1/2で、上限は従業員数に応じて5人以下500万円/6〜20人750万円/21人以上1,000万円、大幅な賃上げを行う場合はそれぞれ750万/1,000万/1,500万円に引き上げ。随時受付中(2027年3月末頃まで)で、カタログ掲載の販売事業者と共同で申請します(2026年7月15日時点)。

「人が採れないから機械に置き換えたい。でも補助金は書類が大変なんでしょう?」——そんな会社にこそ知ってほしいのがカタログ注文型です。オーダーメイドの計画書を書き上げる一般型と違い、カタログから選ぶという設計思想の制度です。

一般型との違い——「選ぶ」か「設計する」か

省力化投資補助金には一般型とカタログ注文型があります。一般型は個別の現場に合わせた設備・システムを事業計画から設計する類型で、上限も大きい(最大8,000万円・大幅賃上げ特例で1億円)代わりに、公募回ごとの締切と本格的な審査があります。カタログ注文型は、事務局が性能を確認して登録した既製品から選ぶため、計画づくりの負担が軽く、随時受付という点が最大の魅力です。「まず1台から省力化を試したい」段階ならカタログ注文型、が基本の使い分けではないでしょうか。

対象製品と申請の流れ

カタログには、飲食店の券売機・配膳ロボット、宿泊・介護施設の清掃ロボット、小売の自動精算機、建設・製造現場向けの搬送機器など、人手不足対応の汎用製品が登録されています。申請は、①カタログから自社の課題に合う製品を選ぶ→②その製品の販売事業者と共同で申請→③交付決定後に導入→④効果報告、という流れ。販売事業者が申請を一定サポートする建て付けなので、初めての補助金でも取り組みやすい制度です。

いちばんの注意点は「賃上げ要件」

手続きが簡易な一方で、導入後の賃上げ目標と効果報告は軽くありません。とくに上限引き上げ(大幅賃上げ)を選ぶ場合、未達のときは補助金の一部返還につながり得ます。「上限が増えるから」と安易に賃上げコースを選ぶのではなく、省力化で浮く人時→粗利改善→賃上げ原資という数字のつながりを先に確認しておくことが、結局いちばんの安全策だと感じています。

どんな会社に向いているか

①ホールや受付・精算などの定型業務に人手を取られている飲食・小売・宿泊・介護、②「募集しても来ない」職種を機械で置き換えたい建設・製造の現場、③補助金が初めてで、まず小さく始めたい会社。逆に、自社専用のシステム開発や大規模なライン改造は一般型(またはデジタル化・AI導入補助金)の領域です。迷ったら、課題からの逆引きをお手伝いします。

💬 目加多のひとこと

補助金は「もらえるから導入する」と失敗します。順番は逆で、「この作業を機械に任せると月何時間浮くか」から始める。カタログ注文型は、その検証を国の補助で小さく試せる制度です。人手不足の相談は、採用の話と設備の話をセットで伺うのが当所のスタイルです。

まとめ

カタログ注文型は「選んで・共同申請して・随時応募できる」省力化補助金です。賃上げ要件だけは数字の裏付けを持って選びましょう。導入計画から採用・定着まで、まとめてご相談いただけます。初回相談60分無料。松戸・柏・流山・船橋・市川をはじめ首都圏の中小企業を支援しています(オンラインで全国対応も可)。

※制度内容・金額は2026年7月15日時点の公式発表に基づきます。予算消化等により早期終了・変更となる場合があります。採択・交付を保証するものではありません。