「求人を出しても応募が来ない」「採用してもすぐ辞める」——人手不足は、いま松戸の中小企業がもっとも頭を悩ませるテーマです。対策というと「採用を頑張る」に向かいがちですが、もう一つ、「人手をかけずに回す(省力化)」という方向があります。

本記事では、行政書士であり国家資格キャリアコンサルタントでもある立場から、人手不足を人材と資金の両面から和らげる進め方を、松戸の中小企業向けに整理します。

人手不足には「2つの方向」がある

人手不足の対策は、大きく二方向に分けて考えると整理しやすくなります。

方向具体策関わるお金
方向1:人を確保・定着させる採用の強化、育成・定着の仕組みづくり採用・教育への人材投資
方向2:人手をかけずに回すIT化・自動化・省力化設備の導入省力化投資(補助金・融資の活用)

どちらか一方ではなく、自社の状況に応じて組み合わせるのが現実的です。

方向1:採用と定着——「辞めさせない」方が効く

新しく採用するには、求人費・選考工数・教育費がかかります。一方で、いまいる社員が辞めない仕組みを整えるほうが、費用対効果が高いことが少なくありません。キャリア面談や育成方針の言語化で「成長を実感できる職場」をつくることが、離職を減らし、結果として人手不足をやわらげます。採用と定着は、セットで考える課題です。

方向2:省力化投資とその資金

「人を増やせないなら、一人あたりの生産性を上げる」——これが省力化の発想です。受発注のIT化、在庫管理の自動化、省力化設備の導入などが該当します。こうした投資には、IT導入補助金中小企業省力化投資補助金などが候補になります。ただし省力化投資補助金など認定経営革新等支援機関の関与が必要な枠は、税理士等と連携して進めます。先に出ていく資金は融資でつなぎ、補助金で一部を回収する——資金繰りを見ながらの設計が大切です。

「人」と「お金」を合わせて設計する

採用・定着(人材投資)と省力化(設備投資)は、どちらも先にお金が出ていきます。だからこそ、資金繰りを見ながら優先順位を決めることが欠かせません。財務の見える化を起点に、「今期は定着の仕組みづくり、来期は省力化投資」といった順番を描くと、無理なく人手不足に向き合えます。人とお金を別々ではなく、合わせて設計するのがポイントです。

申請・計画の相談先

事業の補助金(IT導入・持続化など)の書類作成や、融資のための事業計画書づくりは行政書士が支援でき、当事務所では着手金0円・完全成功報酬で承っています。雇用関係の助成金は社会保険労務士、認定支援機関が必要な補助金は税理士との連携で対応します。役割分担を押さえることで、最短ルートで相談できます。

よくある質問

Q. 人手不足、まず採用と省力化のどちらから取り組むべきですか?

多くの場合、まず「離職を減らす(定着)」が費用対効果に優れます。その上で、定型業務の省力化を進めると、限られた人数でも回る体制に近づきます。資金繰りを見ながら順番を決めるのがおすすめです。

Q. 省力化のための設備やシステムに使える補助金はありますか?

IT導入補助金や中小企業省力化投資補助金などが候補になります。制度により要件や認定支援機関の関与の要否が異なるため、何に投資したいかを起点に確認するのが確実です。

Q. 人材面と資金面、まとめて相談できますか?

はい。当事務所は採用・定着などの人材面と、融資・補助金・資金繰りなどの財務面を一体で見る顧問です。人手不足を「人」と「お金」の両輪で支えます。

まとめ

人手不足対策は、「人を確保・定着させる」と「人手をかけずに回す」の二方向で考えると見通しが立ちます。採用・定着の仕組みづくりと、省力化投資(補助金・融資の活用)を、資金繰りを見ながら組み合わせる——これが松戸の中小企業の現実的な打ち手です。

「人が足りず、何から手をつけるべきか迷っている」という松戸の中小企業の経営者の方は、お気軽に当事務所までご相談ください。人材と資金の両面から、人手不足対策に伴走します。