こんにちは。行政書士×財務・キャリアコンサルタントの目加多です。(主に千葉県の松戸・柏・流山・船橋・鎌ヶ谷・市川のエリアで活動)
— 30秒でわかる結論 —
Q. 資格者が採れない・すぐ辞める。介護・障害福祉の人材確保はどうすれば?
打ち手は「見える化」と「面談」に集約されます。採用側は、求人票で仕事内容・処遇改善加算の配分・キャリアの道筋を具体的に見せること。定着側は、辞意が固まる前に本音を話せる定期面談の仕組み(セルフキャリアドック)を持つこと。給与だけの勝負にしないことが、中小事業所の現実的な戦い方です。
介護・障害福祉サービスの事業所を運営するうえで、最大の悩みのひとつが「人」です。「資格者が採れない」「採用してもすぐ辞める」——松戸・柏・流山・船橋・市川・三郷・千葉市・東京23区・埼玉東部・茨城県南部を含む首都圏で開業・運営される方から、よくうかがいます。
本記事では、介護・障害福祉の人材確保と定着について、人事の現場で15年携わってきた経験と、国家資格キャリアコンサルタントの視点から整理します。
介護・障害福祉は「人」で成り立つ事業
介護・障害福祉サービスは、設備や立地以上に、そこで働く人がサービスの質を決める事業です。利用者一人ひとりに向き合うのは職員であり、職員が安定して働けているかどうかが、そのまま事業の安定につながります。だからこそ、人材確保は「あとまわしにできない経営課題」です。
人員基準を満たせないと、運営できない
介護・障害福祉の事業所には、サービス種別ごとに人員基準が定められています。サービス管理責任者をはじめ、定められた職種・人数を満たさなければ、指定を受けることも、運営を続けることもできません。つまり人材確保は、サービスの質の問題であると同時に、事業を続けられるかどうかの問題でもあります。
採用——資格者をどう集めるか
資格者の採用では、求人を出して待つだけでは難しいのが実情です。求める人物像を言葉にし、自分の事業所がどんな支援を大切にしているのかを明確に伝えることが、共感する人を引き寄せます。給与や勤務条件だけでなく、「ここで働く意味」を語れるかどうかが、人手不足の中での差になります。
定着——辞めない職場をどうつくるか
採用以上に大切なのが、定着です。福祉の現場で人が辞める背景には、業務量や賃金だけでなく、「評価されていない」「この先のキャリアが見えない」「相談できる人がいない」といった要因が重なっていることが少なくありません。キャリアパスを示す、定期的に面談する、サービス管理責任者に負担が集中しない体制をつくる——こうした積み重ねが、定着につながります。
目加多のひとこと——現場で見てきたこと
人事の現場に15年いて、国家資格キャリアコンサルタントとして、多くの方のキャリアに向き合ってきました。業種は違っても、人が辞める理由には共通点があります。「評価されていない」「この先が見えない」「相談できる人がいない」——介護・障害福祉の現場でも、根っこは同じだと考えています。
資格者を採用できたことがゴールになりがちですが、本当に大事なのは採った後です。サービス管理責任者一人に負担が集中していないか、職員一人ひとりがキャリアの見通しを持てているか。指定基準を満たすための人員確保と、その人たちが長く働ける職場づくりは、別々ではなく地続きの課題だと感じています。

執筆・監修
目加多 龍めかた りょう
行政書士 × 財務・キャリアコンサルタント(目加多龍行政書士事務所 代表)
障害福祉・障害児支援の指定申請を専門とする行政書士。放課後等デイサービス・児童発達支援・グループホーム(共同生活援助)・就労継続支援A型/B型・就労移行支援・生活介護・居宅介護・重度訪問介護など障害福祉・障害児の全類型に対応し、千葉県指定と千葉市/船橋市/柏市の市指定どちらの窓口も日常的に扱っています(オンラインで全国対応)。開業後の変更届・体制届・処遇改善加算の届出、運営指導への備えまで伴走します。
前職では従業員約800名規模の3社合併にともなう人事制度統合を主導し、正社員・パート等あわせて約800名の給与計算と社会保険実務を運用。処遇改善加算のキャリアパス要件は、突き詰めれば賃金表と等級制度の設計そのもの——加算の届出だけでなく、その先の賃金設計まで踏み込めることが強みです。国家資格キャリアコンサルタントとして、サビ管・児発管など資格者の採用と定着も支援しています。
保有資格:行政書士/国家資格キャリアコンサルタント/財務コンサルタント(ASJ)/2級FP技能士(AFP)/人事総務検定2級ほか計11種。制度改正のたびに一次資料を確認しながら、note・LinkedIn・Instagram・Threadsで介護・障害福祉の実務情報をほぼ毎日発信しています。
「採用」と「指定」は地続き
指定申請のために人員を確保し、確保した人が定着して、はじめて事業は安定します。開業時の人員確保と、その後の定着を切り離して考えると、採用に追われ続けることになりかねません。最初から「採って、育てて、辞めない」流れを設計することが、遠回りに見えて確実です。
よくある質問
Q. 採用と定着どちらを優先?
土台は定着です。辞めない職場なら採用の負担も軽くなります。
Q. サビ管の負担が大きい
業務の棚卸しと分担の見直し、記録・請求の効率化、相談体制づくりが有効です。
Q. どこまで相談できる?
採用設計・評価制度・定着の仕組みに対応します。就業規則・労務手続は社会保険労務士と連携します。
まとめ
介護・障害福祉は人で成り立つ事業であり、人員基準を満たせなければ運営もできません。資格者の採用は「求める人物像と支援の方針を伝えること」、定着は「評価・キャリア・相談体制を整えること」が要点です。採用と定着、そして指定は地続きで考えるのが近道です。
松戸・柏・流山・船橋・市川・三郷・千葉市・東京23区・埼玉東部・茨城県南部を含む首都圏で障害福祉・障害児支援の開業・運営をお考えの方へ。指定申請から、採用の設計・評価制度・定着の仕組みづくりまで、一つの窓口でご一緒します。人材確保(採用・定着)コンサルティング、および指定申請サポートをあわせてご覧ください。まずはお気軽にご相談ください。