こんにちは。行政書士 × 国家資格キャリアコンサルタントの目加多 龍です。
「相談できる右腕がいない」「自分がいないと現場が回らない」——松戸・柏・流山の中小企業の経営者から、こうしたお悩みをよくうかがいます。
事業がある程度の規模になると、社長ひとりで全部を見るのは限界が来ます。本記事では、No.2・幹部候補をどう見つけ、どう育てるかを、人材の現場で15年携わってきた経験と、国家資格キャリアコンサルタントの視点から整理します。なお、賃金規程や就業規則の整備は社会保険労務士の領域です。
「右腕がいない」と感じるのはなぜか
右腕が育たない会社には、共通点があります。社長が優秀で、なんでも自分で決めてしまうのです。決定が速い反面、社員は「自分で考える機会」を持てません。気づけば、指示を待つ人ばかりが残り、「右腕がいない」という状態になります。これは社員の能力の問題というより、任せる仕組みがないことが原因であることが少なくありません。
No.2に渡すのは仕事ではなく「判断基準」
幹部候補を育てるとき、つい「作業」を渡しがちです。しかし、本当に渡すべきは判断の基準です。「こういうときは、こう考えて、こう決める」という基準を共有して初めて、その人は社長がいない場面でも判断できるようになります。最初は社長の判断とズレることもありますが、そのズレを一緒に振り返ることが、いちばんの育成になります。
候補は社内にいる——見つけ方
幹部候補は、必ずしも今いちばん成績が良い人とは限りません。注目したいのは、「指示されなくても自分で考えて動いた場面」が多い人です。たとえ目立たなくても、判断を任せると伸びる人がいます。日々の仕事のなかで、少し大きめの裁量を渡してみると、思わぬ人が候補として見えてくることがあります。
任せて待つ——育成の遠回り
幹部育成でいちばん難しいのは、「任せて、待つ」ことです。社長から見れば、自分でやったほうが速いし、失敗も避けられます。しかし、その速さと引き換えに、人が育つ機会を奪っていることも多いのです。任せる、待つ、振り返る——この遠回りに見えるサイクルが、結局は組織を強くします。人材活躍(採用・定着)のサポートでは、こうした幹部・管理職の育成もご一緒します。
よくある質問
Q. 右腕の候補が社内に見当たりません。
いまは目立たなくても、判断を任せると伸びる人がいます。自分で考えて動いた場面が多い人に、少し大きめの裁量を渡してみると、候補が見えてくることがあります。
Q. 幹部候補にはどんな仕事を任せれば?
作業を渡すだけでなく、「なぜそうするか」という判断の基準ごと渡すことが大切です。小さな決定から任せ、結果を一緒に振り返りましょう。
Q. 外部採用と社内育成、どちらがよい?
どちらも選択肢ですが、自社の事情を理解した人を社内で育てるほうが、定着の面で有利なことが多いです。状況に応じて組み合わせましょう。
まとめ
「右腕がいない」のは、社員の能力の問題ではなく、任せる仕組みがないことが原因であることが多いものです。No.2・幹部候補には、作業ではなく判断の基準を渡し、任せて、待って、振り返る。この積み重ねが、次のリーダーを育てます。
松戸・柏・流山・鎌ヶ谷・市川を含む首都圏の中小企業の経営者の方へ。幹部・管理職の育成、評価やキャリア面談の仕組みづくりまで、人材活躍(採用・定着)コンサルティングでご一緒します。まずはお気軽にご相談ください。