こんにちは。行政書士 × 国家資格キャリアコンサルタントの目加多 龍です。
「給料を上げてあげたいけれど、すぐには難しい」——松戸・柏・流山の中小企業の経営者から、よくうかがう本音です。
賃上げの原資には限りがあります。けれど、定着のためにできることは、お金だけではありません。本記事では、お金をかけずに人をつなぎとめる工夫を、国家資格キャリアコンサルタントの視点で整理します。なお、賃金規程の整備は社会保険労務士の領域です。
「給料を上げれば辞めない」は本当か
「給料を上げれば人は辞めない」——たしかに待遇は大切です。相場と大きくかけ離れていれば、見直しは必要でしょう。けれど、給料を上げても辞める人はいますし、給料がそれほど高くなくても長く働く人もいます。お金は大事な要素のひとつですが、それだけが定着を決めるわけではありません。
人が働き続ける理由はお金だけではない
人が働き続ける理由は、人によってさまざまです。「認められている実感」「成長できる手応え」「働きやすさ」「仕事の意義」——こうした、お金で測れない要素が、人を会社につなぎとめています。中小企業は、大企業のように給料で勝負するのは難しいかもしれません。しかし、これらの要素では十分に戦えますし、むしろ小回りの利く中小企業の強みが出る部分です。
お金をかけずにできる4つの工夫
お金をかけずに定着を高める工夫を、4つの観点で整理します。
| 観点 | できること |
|---|---|
| 承認 | 日頃から良い仕事を具体的に認める・感謝を言葉にする |
| 成長 | 少し難しい仕事を任せる・学びの機会をつくる |
| 働きやすさ | 柔軟な働き方・人間関係の風通しを整える |
| 意義 | その仕事が誰の役に立っているかを伝える |
まず一人ひとりの「働く理由」を知る
大切なのは、施策を一律に当てはめないことです。ある人は成長を、別の人は働きやすさを、また別の人は仲間との関係を大事にしています。だからこそ、まず一人ひとりが「なぜこの会社で働いているのか」を知ることが出発点になります。1on1や日々の対話を通じて、その人が大事にしているものを把握する。そこから、その人に効く工夫が見えてきます。人材確保(採用・定着)のサポートでは、こうした対話の仕組みづくりもご一緒します。
よくある質問
Q. お金をかけずに定着率を上げられる?
余地はあります。承認・成長実感・働きやすさ・意義は、お金をかけずに改善できる部分が多くあります。
Q. それでも給料は関係ある?
待遇は大切で、相場とかけ離れていれば見直しは必要です。そのうえでお金以外の要素を高めましょう。
Q. 何から始める?
一人ひとりが「なぜこの会社で働いているのか」を知ることからです。
まとめ
給料をすぐに上げられなくても、人をつなぎとめる工夫はあります。承認・成長・働きやすさ・意義という非金銭的な要素は、中小企業の強みが出る部分です。まずは一人ひとりの「働く理由」を知ることから始めましょう。
松戸・柏・流山を含む首都圏の中小企業の経営者の方へ。定着・エンゲージメントを高める仕組みづくりを、人材確保(採用・定着)コンサルティングでご一緒します。まずはお気軽にご相談ください。